2020/08/25 01:28

青舞にご興味を持っていただき、そしてご購入をいただき心より御礼を申し上げます。

僕は、月の半分を青舞を作り、もう半分を京都でワインを売っています。
青舞は、僕が育った山口県の長門市(旧大津郡油谷町)の日本海側斜面に広がる耕作放棄地をハーブで再生するプロジェクトと並行してアルコールビジネスの新しい形を創造する事業から生まれたお酒です。
ただ、青舞の製造をする際の免許申請や銀行から融資に、事業計画の精度や収入の安定が必要でした。
また、20年近く欧州や米国を行き来きしながらワインビジネスをしているので、担ってる信用を損ねて取り組むのは自分でも無謀だと思っています。
また、京都には家族が居ます。家族や仕事を放棄して、地域創生事業に取り組むのは、僕の生活の根底を揺るがす行為です。
結果、出勤に10時間を掛けて京都⇔長門を車で移動しています。
長門に滞在中にご注文をいただいた際には、直ぐに対応できるのですが、京都に滞在している間はお届けを長門市に滞在するまでお時間をいただいています。
本当にごめんなさい。
それぞれの仕事でのスケジュールに応じて長門市に何時いるのかが曖昧です。
ご注文際にmailでご連絡を差し上げていますが、お客様のご利用のご都合に合わせられない場合があります。
その際は遠慮なく仰って下さい。それもご縁と思っています。
ただ、お手元に届いたGINがお買い上げいただいたお客様の気持ちに満足できる内容であることを常に目指して作っています。
世界の本場で負けない酒でありたい。蒸留酒に関しては日本はまだまだ後進国です。特にスピリッツの蒸留に関する知識は日本の多くの生産者は焼酎の作り方やウィスキーの範疇を出ていません。
2019年にオランダの蒸留に関する授業で卒業証書をいただきましたが、最先端の蒸留技術は世界でもまだまだ普及していません。
そして、その技術で油谷の耕作放棄地で生まれるハーブを何とか生かしてみたい。
ただ、世界で最も小さな蒸留所の一つである僕の事業は人を雇用し留守を任せられるほど成熟していません。
事業が安定するまでの暫くの間は、できる限りでのご用意です。ご面倒をお掛けします。
それでも、何か面白いことをしているねとご興味を持っていただき、一緒に楽しんでいただけるお客様からのご注文を心よりお待ちしています。
西村一彦